介護の資格って似たような名前の資格が沢山あって困ってしまいますよね?
介護福祉士実務者研修はどんな資格でしょうか?
研修を受講するメリットも気になりますよね?
この記事では、介護福祉士実務者研修はどんな資格なのか、所得するメリットについて詳しく解説していきます。
介護福祉士実務者研修とは?

介護福祉士実務者研修とは何でしょうか?
介護福祉サービス向上のための資格
介護福祉実務者研修は介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)の上位資格(研修)です。
また、介護福祉士国家資格を受験する上では必須となる資格(研修)となります。

介護福祉士を受験する人しか受講できないの?



いいえ、誰でも受講できますよ。
介護福祉士を目指すにあたって必須となる介護福祉士実務者研修ですが、受験要項はないので介護福祉士資格を目指していない人でも受講することが出来ます。
介護福祉士初任者研修と介護職員初任者研修との違い
介護職員初任者研修と介護福祉士実務者研修の違いはなんでしょうか?
- 受講時間
- より専門性の高い知識
- 介護福祉士試験の受験要項
受講時間
介護福祉士実務者研修の受講時間は何時間でしょうか?
介護福祉士実務者研修の受講時間は450時間
介護職員初任者研修では受講時間が130時間でしたが、介護福祉士実務者研修では受講時間が450時間です。
より専門性の高い知識
原則、医師や看護師のみが行うことのできる
- 痰吸引
- 経管栄養
を介護福祉士実務者研修では学ぶことが出来ます。
*実際に利用者に行うためには「喀痰吸引研修」の受講が必要です。
介護福祉士の受験要項
介護福祉士国家試験を受験するためには、必ず介護福祉士実務者研修を受講する必要があります。
介護福祉士実務者研修の資格の取り方


介護福祉士実務者研修はどのように取得すれば良いのでしょうか?
自宅学習やスクーリング
介護福祉士実務者研修を取得するには、450時間の受講が必要です。
自宅学習やスクーリングで専門知識を学びますが、その方法は受講場所によって違います。
介護福祉士実務者研修の受講費用
受講するにあたって受講費用は気になりますよね
介護福祉士実務者研修にかかる費用は
5万円~20万円です。
介護福祉士実務者研修に必要な費用は、受講するスクールや保有している資格により変わります。
介護福祉士実務者研修で学べる内容
介護福祉士実務者研修の受講内容(カリキュラム)は、受講時間450時間・受講科目20科目です。
それぞれの受講時間と受講科目を紹介します。
分野 | 科目 | 受講時間 |
人間と社会 | 人間の尊厳と自立 | 5時間 |
社会の理解Ⅰ | 5時間 | |
社会の理解Ⅱ | 30時間 | |
介護 | 介護の基本Ⅰ | 10時間 |
介護の基本Ⅱ | 20時間 | |
コミュニケーション技術 | 20時間 | |
生活支援技術Ⅰ | 20時間 | |
生活支援技術Ⅱ | 30時間 | |
介護過程Ⅰ | 20時間 | |
介護過程Ⅱ | 25時間 | |
介護過程Ⅲ | 45時間 | |
こころとからだのしくみ | 発達と老化の理解Ⅰ | 10時間 |
発達と老化の理解Ⅱ | 20時間 | |
認知症の理解Ⅰ | 10時間 | |
認知症の理解Ⅱ | 20時間 | |
障害の理解Ⅰ | 10時間 | |
障害の理解Ⅱ | 20時間 | |
こころとからだのしくみⅠ | 20時間 | |
こころとからだのしくみⅡ | 60時間 | |
医療的ケア | 医療的ケア | 50時間 |
合計時間 | 450時間 |
参考:厚生労働省:実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について
保有資格による受講科目の免除
介護福祉士実務者研修の必要受講時間は450時間ですが、保有資格によって免除され受講時間が短くなる場合があります。
受講前にぜひ、1度確認してみましょう。


引用:厚生労働省:実務者研修における「他研修等の修了認定」の留意点について
〇がついている所は対象外となります。
まとめ
この記事では、介護福祉士実務者研修はどんな資格なのか、所得するメリットについて解説してきました。
資格取得にはまとまった金額も必要になります。
働きながら受講を検討している人も多ですが、大変ですよね。
受講には沢山の時間が必要になるので土日を駆使したり、職場の理解を得て受講することになります。
しかし、介護職員として実務者研修を受講していると確かな自信になります。
次の資格へのステップアップのためにも、介護福祉士実務者研修に挑んでみませんか?