施設入所を拒否する親を説得する方法とは?【在宅介護の限界】

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在宅介護する中で、高齢者施設への入所を考える家族も多いのではないでしょうか?

今すぐではなくても、在宅介護が難しくなったら施設へと考える人も少なくありません。

しかし、肝心の本人が施設入所を拒否して困っているという話もよく聞きますよね?

施設入所を拒否する親を説得する方法はあるのでしょうか?

また、施設拒否するを理由とはなんでしょうか?

この記事では、施設入所を入所を拒否する親を説得する方法と、親が施設入所を拒否する理由について解説していきます。

目次

親が施設入所を嫌がる理由

施設入所を拒否する理由にはどのようなものがあるでしょうか?

  • 家族から孤立する不安
  • 施設への不安
  • 住み慣れた家から離れる不安
  • 金銭面での不安
  • 他人に世話されたくないという思い

家族から孤立する不安

施設へ入所という話に、家族から孤立する不安を感じるという人もいます。

捨てられる、邪魔にされていると感じてしまうこともあるようです。

家族から見放されたような寂しさから強く入所を拒否する人もいます。

施設への不安

高齢者の中には、老人ホームなどの介護施設を【姥捨て山】のように思っている人も少なくありません。

暗く不潔で閉鎖的というような怖いイメージを持っている場合もあります。

施設へ入るのは怖いことだ、恥ずかしいと考える人もいるようです。

住み慣れた家から離れる不安

やはり、住み慣れた家で老後を過ごしたいと願う人は多いのではないでしょうか。

家を離れる寂しさや不安から入所を拒否する場合も多いです。

また、新しい場所に適応することが難しいという不安も当然あると考えられます。

金銭面での不安

施設入所にはお金がかかります。

金銭面の不安から入所を渋る人もいるでしょう。

他人に世話されたくないという思い

高齢者の中には、人の世話になりたくないと強く感じる人もいます。

子どもが親を介護するものだ。

他人に弱った姿を見せたくない、気を使いたくないという場合もあります。

施設入所を拒否する親を説得する方法は?

様々な原因から施設入所を拒否する親を説得する方法はあるのでしょうか?

  • しっかり話を聞く
  • 不安を解消する
  • 家族以外に頼る

しっかり話を聞く

まずはなぜ施設入所を拒否するのか理由を聞いてみましょう。

単純なことかもしれませんが、とても大切な事です。

介護されている側も、心の中で【迷惑かけたくない】【家で過ごすのは無理かもしれない】と思っていても大きな不安からかたくなに施設入所を拒否してしまう場合もあります。

しっかりと自分の意見を聞いてもらえたということが安心に繋がります。

不安を解消する

施設と聞くと、なんだか冷たいイメージを持ってしまって不安に感じることもありますよね。

しかし、現在の実際の高齢者施設は清潔でプライバシーもしっかり確保されている施設がほとんどです。

季節のイベントや美味しい料理、他入所者との交流など、むしろ家にいた頃より元気になったと喜ばれる人も多いです。

家族から見放されたという不安

施設へ入所することはお互いにとってメリットがあるということをしっかり説明しましょう。

「もう限界!施設に!」では、捨てられると感じて当然です。

心で何を思っていても仕方ないですが、説明する際には落ち着いて施設へ追い出すという意図ではないこと、安心できる場所であることを話してみましょう。

コロナ渦では面会も難しい施設がありました。

しかし、2023年5月から新型コロナウイルスの扱いが5類へと変更されます。

インフルエンザと同じ扱いになるため、面会制限も徐々に緩和されていくと予想されます。

施設に入所しても会えなくなるわけじゃないこと、また面会する曜日や月に何回など決めておくとより安心感に繋がります。

施設への不安

高齢者施設を知らない人は、未だに暗くて不潔、なんだか怖いという印象を持つ人も少なくありません。

出来れば、施設を選ぶ際には本人も一緒に見学してみてはどうでしょうか?

今すぐ施設へとは考えていない場合でも、いざというときに施設という選択肢があると知っておくことは大きなメリットです。

介護されている親も、施設がどんな所か実際に納得できれば、施設入所に抵抗が薄れるでしょう。

住み慣れた家から離れる不安

住み慣れた家で過ごしたいという願いは誰しもが感じるものだと思います。

しかし、介護度があがると自宅では不便なこと、家族への負担が大きくなるなど問題が多く発生します。

高齢者施設は安全に暮らせるよう配慮されているためその点安心です。

施設入所の後でも外泊、外出として自宅へ帰ることは可能です。

例えば誕生日、年末年始など1年に1回など自宅の様子を見に行くことを提案してみてはどうでしょうか?

また、個室の部屋へ入所する場合、お気に入りの家具や生活用品をそのまま持っていくということで落ち着いて過ごせる場合があります。

入所した後も自宅のように心地よく過ごせる施設を選びましょう。

金銭面の不安

施設入所にはお金がかかります。

また、施設の種類や地域によっても金額はざまざまです。

資産や年金額、持ち出しがある場合どこまで負担できるかなど様々なことは施設を選ぶ際に家族内でしっかり話し合っておきましょう。

また、人の寿命は先が読めない場合がほとんどです。

身体が不自由なところがあったり、認知症を患っていても健康な場合、100歳を超える場合もあります。

出来るだけ長期の予算で考えることが大切です。

家族以外に頼る

子どもからの説得が難しい場合、家族以外に説得してもらうことは効果的です。

子どもからの提案はプライドや色々な理由から抵抗があっても、ケアマネジャーや主治医などからの提案であれば納得して受け入れやすい場合もあります。

関係性で変わりますが、頼れる親戚がいる場合は親と親交の深い親戚に説得してもらうというのも1つの手です。

まとめ

この記事では、施設入所を入所を拒否する親を説得する方法と、親が施設入所を拒否する理由について解説してきました。

高齢者施設は、悪い場所ではないのにかたくなに拒否されると、施設入所を進めることに罪悪感を感じてしまうことがありますよね。

入所する本人にも納得して入所してもらえればそれが1番です。

よりよい環境で、お互いに心地よく、良い関係を続けるためにも施設入所は決して悪い選択ではありません。

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この記事を書いた人

まるこです。
介護福祉士の資格を持っています。
絶賛ダブルケア中。
介護職のこと、ダブルケアについて
色々書いていきます♪

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