介護職ってどんなイメージですか?
介護職で検索すると、それはもう愚痴や悩みでいっぱいですよね。
介護職に興味がある方、既に介護職員として働いている方。
もう介護職の悪い部分の情報はお腹いっぱいですよね?
介護の仕事は大変なところも多いですが、いいところも沢山あります。
この記事では、介護職に興味がある、介護職員だけど仕事のモチベーションがあがらないという方へ介護職のいいところをご紹介します。
介護職の8Kについて


介護の3Kって知っていますか?
一般的に介護職へのイメージで多いのは3K=きつい・汚い・危険です。
この3Kに+5Kされたものが8Kと呼ばれています。
8K・・・これでは完全にブラック職ですよね?
こんな職場では絶望です。
しかし、最近は介護職員の働く環境をより良くしようという働きがあります。
それでは、介護職の環境改善についてご紹介します。
介護職の環境改善


ただでさえ、常に人手不足と言われる介護職なのに、8Kの職場では誰も働きませんよね。
このままマイナスイメージのままではいられません。
最近では、介護職員の働く環境も改善されてきています。
介護職は清潔?
介護施設に対する≪臭い・汚い・暗い≫というイメージは改善されつつあります。
最近は設備の充実や改善がすすみ、清潔感のある施設が多いです。
また、高齢者の入所する施設では従来から感染症にはしっかりとした対策がされてきましたが、近年の新型コロナウイルスに警戒してさらに、換気・消毒を徹底している為ニオイなどの問題もありません。
介護職は休めない?
2019年に行われた働き方改革で、職員の休みにくさも改善しつつあります。
働き方改革では
- 残業時間の制限
- 有給休暇を消化する義務
が設けられました。
さらに、勤務時間のインターバルの見直しもされています。(勤務終了から勤務開始まで8~12時間あけることが望ましい)
これらが徹底されると介護職における「きつい」「休暇が取れない」というようなマイナス面が改善できます。
介護職は危険?
介護職で働くにあたって、危険なイメージがあり躊躇してしまうという人もいるかもしれませんね。
確かに、命を預かり密接に利用者さまと関わる介護職には危険もあります。
しかし、しっかりとリスクマネジメントをすることで危険を回避することが出来ます。
リスクマネジメント
事業の偶発的、人為的リスクを防ぎ、万一の事故の場合にはその損害を最小限に抑えるため取り組み
介護職における最大の危険は介護事故です。
介護事故のリスクをしっかりと把握し、組織的に対策することで事故を未然に防ぐことが出来ます。
介護職は結婚できない?
介護職では結婚できないなど、介護職は結婚に不向きだとする意見をよく聞きます。
介護職員では結婚できないのでしょうか?
介護職員が結婚できないと言われる理由で1番大きい問題が給料が低いことです。
しかし、現在では介護職員処遇改善加算や人手不足解消のための様々な試みによって介護業界全体が改善傾向にあります。
また、介護職員は結婚相手として見たときに
- 優しく頼りがいがある
- 家事能力が高い
- 体力がある
- コミュニケーション能力が高い
など、結婚生活においてメリットになるところも多いです。
介護職として働くメリット


介護職は決してイメージのようにブラックな面だけではありません。
介護職員として働くメリットを紹介します。
学びが多い
高齢者と接する機会の多い介護職は学びの宝庫です。
人生の大先輩である利用者さんの人生の話や豆知識はとても為になります。
また、「人の生命について」「人生観」についても深く考えることが出来ます。
仕事をする上で資格は必須ではありませんが、介護に関する資格は多いので自分の気持ち次第で確実にステップアップする事ができます。
やりがいを感じられる
介護職は、やりがいを実感できることがとても多いです。
- 人の役に立てる
- 個性が生かせる
- 感謝の言葉をもらえる
- 同僚とのチームワークを感じられる
- 人と喜びを共有できる
利用者さんとの距離が近いので「ありがとう」と言ってもらえることも沢山あります。
同僚と考えたイベントなどで利用者さんが喜んでくれる姿が見れた時などは、とても充実感があり満たされた気持ちになります。
役に立っているという事を実感しやすい所も介護職の魅力です。
働き方を選べる
変則勤務が多く夜勤が大変そうなイメージのある介護職ですが、実は介護職には色々な働き方があります。
施設や事業所によって、勤務時間も給料も変わってきます。
夜勤の有無、レクリエーションやイベントの頻度など、自分がどんな風に働きたいのかを考え、自分に合った職場を選ぶことで働きやすさは大きく変わります。
また、介護職は人材不足の現場が多いこともあり、働いてみて自分に合わないと感じれば、すぐに次の職場に移りやすいという転職がしやすい点も働く側から見ればメリットになります。
日本全国に需要があるもで、どの地域でもすぐに働けるというメリットもあります。
介護の資格


介護職員として働き始める時、資格は必須ではありません。
しかし、資格の有無で給料に違いがある場合もあります。
やはり、利用者の立場から見ても、無資格者より有資格者の方が信用しやすいということもあります。
ここでは、介護の主な資格について紹介します。
介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)
介護職員初任者研修は介護の資格の入門資格です。
2013年4月の制度変更によりホームヘルパー2級から改名されました。
介護福祉実務者研修
介護福祉士実務者研修は、国家資格である介護福祉士を受験するためには避けては通れない資格です。
試験の為だけではなく、介護に必要な知識やスキルを身につける事が出来ます。
介護福祉士
介護福祉士は、介護に関わる資格の中で唯一の国家資格です。
介護の仕事を続ける中で、最初の目標となる資格ではないでしょうか。
業務独占ではなく名称独占の資格なので、この資格がなければ出来ないという事は無いのですが、介護職員として持っていて損はない資格です。
介護支援専門員(ケアマネージャー)
介護支援専門員(ケアマネージャー)は、より専門的な知識が必要になり介護職員の中でも比較的、給料が高い傾向にあります。
利用者と介護事業所をつなぐ重要な役割をもっています。
介護職員としてスキルアップを目指すなら取得したい資格です。
介護職に向いている人


介護の仕事だけではなく、どんな仕事でも向き不向きってありますよね?
ここでは、特に介護職に向いている人の特徴を紹介します。
人と話すことが好き
利用者さんはもちろん、チームワークが必要な仕事なのでコミュニケーション能力が高い人は働きやすい職場と言えます。
行動力がある
ご利用者さんの快適な生活の為に、どうすれば良いか何をすれば喜んでいただけるかを積極的に考えて実行できる人は楽しく働ける職場です。
ポジティブ
気持ちが前向きな人はどんな仕事でも重宝されます。
良い所を見つけて、それを楽しめる人は介護職に向いています。
責任感がある人
人の生活、命を支える仕事ですので責任感は必要です。
ホウレンソウ(報連相)「報告・連絡・相談」がしっかり出来る人は重宝されます。
まとめ
介護の仕事は入り口が広い仕事です。
資格がある場合はほぼ、面接を受ければ働けます。
しかし、実際に働いてみると介護職は、奥がふか~~~い仕事です。
大変か?と聞かれれば大変です。
ですが、確実に人の役に立っていることを実感できるやりがいのある仕事です。
人の人生に深く関わることの出来る仕事です。
やってみようかな?と迷っているあなた、思い切ってチャレンジしてみませんか?
介護職の魅力を少しでも感じて頂けたら嬉しいです。