親の在宅介護で険悪にならないために兄弟で共有しておくべきポイント

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親の介護でよくある問題が、家族の誰か1人に負担が偏ってしまうというものです。

特に、兄弟がいるのに無関心、協力的ではないという話はよく聞きます。

親の介護で兄弟と険悪にならない方法はあるのでしょうか?

この記事では、親の介護で兄弟と険悪にならないために兄弟間で共有しておくべきポイントについて解説していきます。

目次

親の介護で兄弟が険悪になる理由

親の介護で兄弟が険悪になる理由にはどんなものがあるでしょうか?

  • 負担割合
  • 介護費用
  • 認識の違い

親の介護で兄弟が険悪になる理由①負担割合

同じ親から産まれた兄弟といえど、やはり介護に対する向き合い方は違います。

いざ介護が始まると「子育て中」「仕事で忙しい」「住んでいる場所が遠い」など、環境や色々な理由から誰かに介護の負担が偏るということはよくおこる問題です。

親の介護で兄弟が険悪になる理由②介護費用

介護が始まると、予想以上に金銭的な負担を感じることも少なくありません。

親の資産で介護費用をまかなえればいいのですが、そうできない場合は子どもにかかる負担も多くなります。

介護している当事者だけが、、、となると、確実に兄弟仲は険悪になりますよね。

親の介護で兄弟が険悪になる理由③認識の違い

実際に親の介護に向き合っている兄弟と、たまに会う兄弟では介護に対する認識の違いがあることもあります。

たまに会いに来た兄弟に労いの言葉をもらうどころか「全然しっかりしてるじゃん」なんて言われた日には、憎しみさえ覚えてしまいますよね。

たまに会う子ども(来客者)の前では要介護の親がしっかりしているというのはよくある話です。

親の介護で兄弟と険悪にならないために兄弟間で共有しておくべきポイント

親の介護で兄弟と険悪にならないために兄弟間で共有しておくべきポイントとはなんでしょうか?

  • 親の介護状況
  • 介護にかかる費用
  • 介護の終わりはいつにするのか

兄弟間で共有しておくべきポイント①親の介護状況

親の介護は突然に始まることも多く、その時の状況や環境によって施設や病院でなければ家族の誰かがメインとなり介護することになります。

介護状況を知らないままの介護者以外の家族は、様子を見に来る程度ということも多いですよね。

そこで、親の介護状況を理解していないことが発端となり兄弟仲に亀裂が入るということもあります。

重要なのは、親の介護状況を共有する事です。

  • 要介護度
  • 問題行動の有無
  • 介護サービスの利用状況

など、普段介護にあたっている人が直面している状況をしっかり伝えておきましょう。

兄弟間で共有しておくべきポイント②介護にかかる費用

介護するにあたって、お金の問題は必ずついてきます。

親の貯蓄がある程度あったとしても、先のことはわかりません。

介護期間は短いとも限らないからです。

今、大丈夫だったとして10年もつのか?

また、親の資産がない状態で介護が始まることもあります。

その場合、介護にかかる費用、介護サービスだけでなく生活にかかる費用も不足分を多くの場合子どもが負担することになります。

親の介護にかかる費用は兄弟がしっかりと把握して、その費用負担はどうするのかをしっかり話し合いましょう。

兄弟間で共有しておくべきポイント③在宅介護の終わりはいつにするのか

在宅介護の終わり、つまりいつまで在宅で介護するのかということです。

在宅で看取りまでするのか?

介護状況に応じて施設入所も考えるのか。

これらも兄弟で話しておくことをおススメします。

いざ、介護施設を探す段階で兄弟から反対されたなんて話も少なくはありません。

基本的には、メインで介護をしている介護者と介護を受けている本人の意思が重要視されるべきですよね。

しかし、いざという時に兄弟で争わないためにも介護の終わりについても共有していると安心です。

親の介護をメインで担当する兄弟

在宅で親を介護するということは、とても大変なことです。

納得して介護を始めたけれど「なんで私ばっかり」「他の兄弟はズルい」と思ってしまうことがあっても仕方ありません。

一生懸命に向き合っているからこそ、負担を感じることもありますよね。

状況や環境から、兄弟を頼れない場合も多いと思います。

迷わず、介護サービスを活用していきましょう。

在宅介護は、1人ではしんどいです。

助けを求める先は家族でなくても大丈夫。

使えるサービスはフル活用してなるべく介護の負担を軽くしておくことが介護を受ける側、する側どちらにとってもメリットになります。

介護を任せている兄弟

親の介護を出来ない理由があると思います。

それぞれに事情があり仕方ないことです。

親の様子を見に行ったら案外元気だった、そういうこともあるでしょう。

しかし、そこで見るべきは親よりも実際に介護をしている兄弟です。

しっかり話を聞き、労い協力しましょう。

なによりも、理解する姿勢が大切です。

まとめ

この記事では、親の介護で兄弟と険悪にならないために兄弟間で共有しておくべきポイントについて解説してきました。

親の介護問題は多くの人が直面する大問題ですよね。

本当は、介護が必要になる前に話し合っておくことがベストですが、難しい。

親の介護で兄弟と険悪にならないためにも、ポイントをおさえ情報を共有していきましょう。

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この記事を書いた人

まるこです。
介護福祉士の資格を持っています。
絶賛ダブルケア中。
介護職のこと、ダブルケアについて
色々書いていきます♪

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