介護と育児のダブルケアをしていると、大変なことは沢山あります。
その中でやはり、気になるのは子どもへのデメリットですよね?
介護への負担はないか、メンタルは大丈夫か?
デメリットがいろいろ気になります。
この記事では、介護と育児のダブルケア真っ最中の私が、ダブルケアのデメリットから子どもを守る方法5選、気を付けていることを解説していきます。
ダブルケアで考えられる子どもへのデメリット


ダブルケアをする中での子どもへのデメリットはなんでしょうか?
子どもへのデメリット
- 親子の時間が減る
- 親がイライラしている
- 不潔な場合がある
- 祖父母が弱っていく姿を近くで実感する
- 介護を手伝わされる
ダブルケアで生じる子どもへのデメリットは家族状況や子どもや介護者の年齢、親の介護度によって違うこともあるでしょう。
しかし、ダブルケアは介護者にとって負担が大きいことは間違いありません。
育児に加え介護という負担があることで、子どもとの時間を充分に確保できない場合があります。
親の心配、子どもの心配で介護者がイライラしてしまうのも、子どもにとってはデメリットです。
食べこぼしや、便失禁や尿失禁など、介護は常に清潔を保つことが難しい場面もあります。
子どもにとって祖父母が世話をされている姿はどのように見えるのでしょうか?
介護を手伝う場面も出てくるかもしれません。
親の高齢化などで、ヤングケアラーも社会問題として近年注目されています。
このようなダブルケアで考えられるデメリットを避けるためにはどのようなことに気を付ければ良いのでしょうか?
ダブルケアのデメリットから子どもを守る方法5選





ダブルケアで考えられるデメリットから子どもを守るために私が実践していることを5つに分けて紹介します。
デメリットから子どもを守る方法
- 親子の時間の確保
- ストレスの発散の仕方を考える
- 不潔にしない
- 介護の必要性を子どもにしっかり説明する
- 介護を手伝わさない
親子の時間の確保
日中忙しく、かまってあげられてないと罪悪感を感じてしまうこともありますよね?
でも、1日に15分から30分でも子どもだけにかける時間があれば大丈夫です。
親子の時間を確保する方法
- 子どもに話しかけられたときにしっかり目を見る
- お風呂の時間に楽しかった話を聞く
- 寝る前に絵本の時間を作る
当たり前だと思うかもしれません。
しかし、子どもの目を見て話す時間というのはとても大切な時間です。
ストレスの発散の仕方を考える
介護と子育て、どちらか一方だけでも大変なストレスがあっておかしくないですよね。
しかし、それを子どもに向けるのは違います。
ストレスをなるべく貯めこまないように意識しましょう。
ストレスを発散する方法
- 好きな香りをかぐ
- 目につく場所に花を飾る
- 大声で歌う
- 美味しいものを食べる
- 体をほぐす
なかなかカラオケに出かけたり、飲みに出かけたりが難しい場合もありますよね?
そんな時は、家の中で子どもの好きな歌を一緒に大声で歌ったり、部屋の中を心地よく過ごせる空間にしたりします。
自分だけこっそり良いおやつを食べちゃったりもします。
私のおススメ
不潔にしない
例えば私の父の場合、毎日失禁します。
もちろん、紙パンツです。
パットをしたり、巻いたり、合うパンツを探したり色々しました。
しかし、改善はありませんでした。
尿臭・汚染、心配ですよね?
清潔にする方法
- 消臭効果の高い消臭剤、洗剤を使用する
- なるべく手間のかからないように汚染する範囲を決めてそこだけ毎日洗濯する(ペットシーツ・防水シーツの活用など)
- 床にはタイルカーペットを敷いて汚染カ所だけ洗えるようにする
- ハンディ掃除機を使って手軽に掃除できるようにする
- おしりふきシートを何にでも活用する
などの工夫をしています。
なるべく安く、なるべく手間をかけずに清潔を心がけています。
私のおススメ
介護の必要性を子どもにしっかり説明する
祖父母が弱っていく姿を見るのは子どもにとってどう見えるのでしょうか?
世話をされる姿、よくわからない話をする祖父母。
私は、その姿をただ見せるだけではダメだと考えました。
なぜ身体が不自由になったのか、なぜ時々よくわからない話をするのかを説明しました。
また、身体が不自由になる前、認知症になる前の話も沢山話したりしています。
人間、生き物は生きている限り老いる。
若くても、事故や病気になったりするかもしれない。
わからないだろう、見ていたらわかるだろうと放置せずに、子どもに事情をきちんと説明することで子どもなりに納得した様子がみられました。
介護を手伝わさない
近年、祖父母だけでなく高齢出産が増えたことなどから、ヤングケアラーの問題も大きく問題視されていますよね。
しかし、多くの親は子どもに負担をかけたくないと思っているのではないでしょうか?
介護を手伝わさない方法
- 介護サービスを活用する
- 自分も無理しない
- 相談相手を見つける
まずは、介護サービスを利用できる上限まで利用しましょう。
どうしても介護者は、自分で頑張ってしまいがちです。
無理な時は吐き出しましょう。
ケアマネジャーでも、SNSでも何でもいいです。
無理しないこと、しんどい時は声を出すこと。
子どもは、大変そうに辛そうにしている親を助けたいと考えます。
子どもが介護を手伝わなければならないほど切羽詰まらないように気を付けています。
まとめ
この記事では、介護と育児のダブルケア真っ最中の私が、ダブルケアのデメリットから子どもを守る方法、気を付けていることを解説してきました。
どうしても、気を張って頑張ってしまいがちですよね?
しかし、それが子どもへのデメリットへ繋がってしまうかもしれません。
子どもは親が思うより強く、親を見て想っています。
出来る範囲でなるべく手を抜いて、無理をし過ぎないことがダブルケアには大切です。